「たけしの本当は怖い家庭の医学」と嵌頓痔核(かんとんじかく)



「たけしの本当は怖い家庭の医学」(2008年8月5日)で、が女性が恥ずかしくて受診しにくい病として放送されたのでその内容について一部紹介したいと思います。

いぼ痔は便秘などによる習慣的ないきみや腹圧による肛門部への過度の刺激、長時間の座りっぱなし、立ちっぱなしの姿勢が続くことによる血行障害(肛門部のうっ血)によって発生します。妊娠、出産で発生、悪化しやすいという傾向もあります。

テレビでは、元々便秘で、いきみ続ける生活のため、軽いいぼ痔が発生していた女性が、妊娠と出産をきっかけに悪化してしまったケースが紹介されていました。

便秘などで、いきむと肛門の細い血管に圧力がかかり、血流が悪化してうっ血し、腫れ上がってしまいます。また、妊娠すると、大きくなった子宮が、下半身の血管を圧迫。血流を悪くさせ、肛門の血管もやはり、うっ血させてしまいます。そして、出産時の長時間のいきみが、さらに大きな圧力をかけ続け、うっ血を増長させます。

彼女は、恥ずかしさから病院を訪れようとせず、さらに、トイレでいきみ続ける生活を続けた結果、ついにはイボの中の血流が悪くなり、固まって血栓に。イボは、大きく腫れ上がったまま、元に戻らなくなってしまったのです。いぼ痔は、早期に受診すれば、薬による治療だけで改善できる病。にもかかわらず、このように、恥ずかしさから放置し続けてしまうため、結局手術になってしまうケースが多いということです。

このように、いぼ痔時(痔核)が肛門の外に飛び出したまま元に戻らなくなった状態を嵌頓痔核といい、痔核の急性期といえます。嵌頓痔核は、痔核が飛び出したままなので、激しい強い痛みを伴います。飛び出した部分を押し込もうとして、かえって刺激し症状を悪化させてしまうこともあります。

嵌頓痔核の痛みは強く、症状は激しいので病院で診察を受け治療を受けるようにしましょう。嵌頓状態は、普通、保存的治療によって1週間以内に痛みはとれ、嵌頓部は1ヶ月以内に元にもどります。

ただし、脱出するようになった痔核は治るわけではないので、嵌頓状態のままで手術をすることもあります。しかし、普通は保存的に治療し、嵌頓部をもどるようにさせてから手術を行うかどうかを考えます。

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